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【公式ウェブサイト】《御朱印について》(仏教・宗教用語集)|愛知県西光寺

御朱印って何ですか?

御朱印の起源

御朱印の起源は六十六部廻国聖 御朱印の歴史は13世紀前半までさかのぼる。13世紀前半(史料的には13世紀前半に確認できるが、その前から行われていたかも知れない。また、盛んになるのは室町時代)の全国66か所(1国1カ所)を巡り、定められた作法で書写した法華経66部を霊場に1部ずつ奉納する巡礼が行われていた。この巡礼を行う者を六十六部廻国聖(ろくじゅうろくぶかいこくひじり)という。六十六部廻国聖は法華経を奉納すると、その見返りに「納経請取状」が発行され、それが現在の御朱印の起源と考えられている。江戸時代になると、六十六部廻国聖は本来の意味を失い形だけが残り、巡礼者が「納経帳」を携帯し、各寺院で記帳押印してもらうようになり、御朱印の基礎ができたと考えられている。

御朱印とは

御朱印とは本来、納経証明書 本来はお経を筆で写してお寺に納める「納経の証」として、魔除けの朱色と墨で書かれた「御朱印」をいただいたことが始まりである(六十六部廻国聖)。しかし、その後お経を納めなくても、お寺や神社に参拝した証明として寺社から授与される「参拝証明書」のようなものとなった。 御朱印は多くの場合、その寺社の印章(朱色)と社寺名や神仏名などが墨で書かれる。御朱印を書いてもらうために使用する帳面を「御朱印帳」と言う。参拝者はこの御朱印帳に御朱印を書いてもらい集める。御朱印は基本的に朱色と墨の2色だったが、近年は多色のカラフルなものや、デザインに凝った御朱印も数多くあり、こうした様々な御朱印を集めることが流行となり人気を博している。特に最近はSNSの発達で、FaceBookやXやInstagramなどから人気を集める御朱印が多い。しかし、「御朱印集め」はあくまでも宗教的な意味に基づくものであり、参拝の証であることを忘れてはならない。

御朱印の頂き方

御朱印の頂き方は以下の通り 1.【御朱印帳を準備する】
御朱印を頂くためには、まず専用の「御朱印帳」を購入し持参する。神社やお寺で購入できる場合も多くある。御朱印帳を寺務所や社務所の方に渡して、御朱印を書いて頂く。 御朱印帳は本来、お寺と神社で分ける必要はないが、「お寺と神社の御朱印は一緒だと、御朱印は書けない」とか「神社の御朱印帳に、お寺の御朱印は書けない」などと断られるケースがあることも事実である。そのため、お寺と神社の御朱印帳は分けておいた方が無難かも知れない。

2.【お寺や神社に参拝する】
まずお寺や神社に参拝する。参拝を済ませてから御朱印を頂くのが一般的である。参拝の作法は、お寺や神社により異なるので気を付ける。

3.【御朱印が頂ける所を探す】
御朱印を授与している場所を探す。通常お寺の場合は寺務所に、神社の場合は社務所になる。

4.【御朱印料を納める】
御朱印を頂くには御朱印料(通常300円~800円程度)がかかる。料金が示されている場合もあるので確認して支払う。お釣りのないように小銭を用意しておくと良い。

5.【御朱印を受け取る】
御朱印帳を書いて頂いたら、その内容を確認する。通常、お寺や神社の名前・参拝日・神仏名などが墨書され、印章が押されている。

御朱印に書かれる内容

御朱印に書かれる内容は以下の通り 1.【お寺や神社の名前】
参拝したお寺や神社の正式な名称が書かれてある。これにより、どこで御朱印をいただいたかが一目で分かる。

2.【参拝日】 御朱印を頂いた日付が記される。参拝した日を記録するための重要な情報である。

3.【ご本尊やご神体の名前】
お寺の場合はご本尊、神社の場合はご神体の名前が書かれる。

4.【祈願文やお経の一部】
一部の御朱印には、祈願文やお経の一部が書かれることもある。

5.【御朱印の印】
御朱印には通常、朱色の印章が押される。お寺や神社やごとに異なるデザインの印が使用され、独自性がある。

6.【墨書き】
御朱印には墨で書かれた文字が含まれる。これは手書きで行われることが多く、個々の御朱印が唯一無二のものとなる。

御朱印を頂けないお寺や神社

御朱印を頂けないお寺や神社もある お守りやお札などを扱う寺務所や社務所がない小さなお寺や神社では通常御朱印はもらない。逆に寺務所や社務所があるお寺や神社は御朱印をもらえる可能性が高いと言える。ただし、お寺では御朱印をやっていない宗派もある。特に、浄土真宗の真宗大谷派(東本願寺)や本願寺派(西本願寺)のお寺では基本的に御朱印は頂けない。同じ浄土真宗でも、仏教寺派は「法語印」という名前で御朱印が頂ける。 (https://www.bukkoji.or.jp/information/1707-2.html) (https://ohaka.bukkoji.or.jp/hogoin/)
仏光寺派のホームページには、【法語印(御朱印)お渡しできます。法語(教えの言葉)をメインにした御朱印です。参拝のしるしに どうぞ。法語の解説文もお渡しいたします。ことばや絵柄は季節ごとに変わります。 (令和5年3月1日より開始)】とある。また、真宗大谷派や本願寺派の本山では、御朱印は頂けないが、参拝スタンプやLINEスタンプなどはあるようである。

真宗大谷派が御朱印をしない理由

真宗大谷派が御朱印をしない理由は (真宗大谷派ホームページより転記)
そんなに古い歴史をもつわけではありませんが、参拝した記念に朱印を押してくれるところが数多くあります。寺の名前や仏教の言葉などが添えられる場合もあります。 回ったお寺の数だけ朱印が増えていくことは楽しみでありましょう。また、八十八箇所とか三十三所というように決められた場所をすべて回ったときには、何らかの達成感があることもわかります。 でも、ちょっと待ってください。お寺とは朱印を集めるためにお参りするところなのでしょうか。それならば、一度朱印をもらえば、二度とお参りすることはないでしょう。大事なのはお参りしたことがあるかどうかではなくて、お参りして教えに出遇(あ)ったかどうかです。また、どんな教えに出遇ったかということであるはずです。 浄土真宗の宗祖である親鸞聖人は、師の法然上人との出遇いをとおして、生涯を「ただ念仏」の教えに生きられた方です。それは念仏を称える時、どんな者も 決して見捨てることのない仏の世界が、いつでも憶い出されてくるからでした。逆の言い方をすれば、貪(むさぼ)りや憎しみの心に翻弄(ほんろう)されて、何が大切であるかをすぐに見失っていく自分であることをよく知っておられたからでした。 私たちはどうでしょうか。一度お参りしたから大丈夫とか、教えはこの前に聞いたからもう聞かなくてもいい、などといえるでしょうか。さまざまな問題が次々と起こってくる状況の中で、何を本当の拠(よ)りどころとして生きていくかが、いよいよ問われてきているのが現代です。お寺を回ったというような達成感に腰を落ち着けてしまうのではなく、教えを聞き続けようと立ち上がる必要があるのではないでしょうか。

一楽 真 大谷大学教授

六十六部廻国聖とは?

六十六部廻国聖について 正式には「日本廻国大乗妙典六十六部経聖」と言われ、法華経を66部写経し、全国の66か所(1国1カ所)の寺社を巡り、法華経を奉納する巡礼者のこと。略して六十六部廻国聖と呼ばれる。江戸時代には更に略されて六十六部(ろくじゅうろくぶ)もしくは六部(ろくぶ)と呼ばれた。

66か国の霊場が置かれた国は、【大和国】、【山城国】、【河内国】、【和泉国】、【摂津国】、【伊賀国】、【伊勢国】、【志摩国】、【尾張国】、【三河国】、【遠江国】、【駿河国】、【伊豆国】、【甲斐国】、【相模国】、【武蔵国】、【安房国】、【上総国】、【下総国】、【常陸国】、【近江国】、【美濃国】、【飛騨国】、【信濃国】、【上野国】、【下野国】、【陸奥国】、【出羽国】、【若狭国】、【越前国】、【加賀国】、【能登国】、【越中国】、【越後国】、【佐渡国】、【丹波国】、【丹後国】、【但馬国】、【因幡国】、【伯耆国】、【出雲国】、【石見国】、【隠岐国】、【播磨国】、【美作国】、【備前国】、【備中国】、【備後国】、【安芸国】、【周防国】、【長門国】、【紀伊国】、【淡路国】、【阿波国】、【讃岐国】、【伊予国】、【土佐国】、【筑前国】、【筑後国】、【豊前国】、【豊後国】、【肥前国】、【肥後国】、【日向国】、【大隅国】、【薩摩国】

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西光寺開山:諦善法師】、【宗旨:浄土真宗】、【宗祖:親鸞聖人】、 【西光寺山号:夕照山】、【宗派:真宗大谷派】、【中興の祖:蓮如上人】、 【現住職:第十五代】、【ご本尊:阿弥陀如来】、 【ご本山:東本願寺・真宗本廟】 【正依の経典】仏説無量寿経(大経)、仏説観無量寿経(観経)、仏説阿弥陀経(小経)
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750年以上の歴史を持つ浄土真宗 東本願寺 愛西市寺 西光寺。
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浄土真宗とは】 親鸞聖人 によって開かれた浄土教の一派。阿弥陀仏の浄土に生れて悟りを開くことを目的とし、 阿弥陀仏の力で救われる絶対他力により信心だけで往生できるとする。 本願寺は蓮如上人 により興隆した。
お墓の歴史】現代のような墓石を使ったお墓が建てられ始めたのは江戸時代の元禄年間の頃である。 ただ当時は権力者などが中心で一般の人々には縁遠いものでした。一般の人々がお墓を建てられるようになったのは、昭和の初期から戦後高度経済成長で人々が 豊かになってからだと言われている。最近ではお墓の代わりに 納骨堂自然葬 (散骨樹木葬、海洋葬)なども見られる。 またお墓を作るには、 墓地、埋葬等に関する法律及び墓地、埋葬等に関する法律施行規則に従い許可が必要となる。
納骨堂の歴史】納骨堂の歴史は古く奈良時代に発掘されたものの中にも見受けられる。当時は霊廟と言われ、 墓石が江戸時代に誕生したのに比べ納骨堂の歴史はとても永く続いている。 最近ではお墓の代わりとして自然葬 (散骨樹木葬)とともに増加傾向にある。
葬儀・葬式の歴史】葬儀の歴史は古く、数万年前のネアンデルタール人の遺跡からも葬儀らしき痕跡が発見されており、 日本では縄文時代の遺跡に、腕を曲げて体を負った状態で葬られた屈葬が発見されている。現在日本では火葬が主流になっているが、7世紀以前の仏教が伝来する前は 土葬が当たり前であったようである。葬儀の形式も一般葬以外に、家族葬、生前葬、音楽葬、自由葬、個人葬、密葬、直葬などさまざまな形がある。 真宗大谷派の葬儀式はここをクリック
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【本願寺とは】親鸞聖人の門弟らが聖人の遺骨を大谷から吉水の北に移し、廟堂を建て宗祖の影像を安置したことに起源する。第3代覚如上人の頃、真宗本廟は「本願寺」の寺号を名のるようになる。第8代蓮如上人は、その生涯をかけてひろく民衆に教えをひろめ、本願寺教団をつくりあげられ現代にいたる。
【正依の経典・お経】仏説無量寿経(大経)、仏説観無量寿経(観経)、仏説阿弥陀経(小経)
【四苦八苦】四苦八苦の四苦とは、生・老・病・死の四つの苦しみのこと。四苦に加え、愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとくく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四つの苦しみを合わせて八苦と言う。
【八正道(はっしょうどう)】とは、お釈迦さまが解き明かされた「苦」を滅する八つの正しい方法のこと。正見・正思・正語・正行・正命・正精進・正念・正定の八つの道である。
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